I'll just do it

電車の過ごし方、通勤時間を無駄にしないために

じつは今、遠距離恋愛をしています。

こんな話からはじまって、

申し訳ありません。

経験のある方なら、

お分かりでしょうが、

なかなかデートができないのが悩みだけれども、

おたがいに監視しあったりもしないから、

気がラクでいいところもあります。



遠距離ですから、

新幹線を使うことがうんと増えました。

これまでは、1年に1回も乗ってなかったのに、

1、2ヶ月に1回は新幹線を使います。

新幹線でだいたい2時間30分。

行くときはウキウキしているからあっという間。

だけど、やっぱり帰ってくるのは、

時間がとても長く感じます。

荷物もありますしね。

それでも、新幹線で繋がっている

街から街の移動ですから、

ラッキーな方だとは、

思っています。



この「2時間30分の移動」は、

私にとっては、学生時代の

通学時間とおなじです。

となりの県まで電車をのりつぎ、

2時間30分かけて登校していました。



2時間30分の通学をはじめて1年目は、

私も、マジメな学生をしていたので、

授業も休むことなく

登校していました。

しかし毎日、学校で宿題がでるので、

それを終わらせるために、

毎日、夜中遅くまで

課題に取り組んでいました。



登校に2時間30分かかるのですから、

あたりまえですが、朝早く起きないといけません。

1年目の学生生活は、ひたすら寝不足でした。

ですから電車の中では、ひたすら寝むりこんでいました。

当時にの私にとっては

とってもたいせつな、睡眠時間として

移動時間は割りふられていました。

2年生になって、宿題が減ったので、

夜眠れるようになったので、

電車で爆睡することはなくなりました。

すると、次に問題になるのは、

「移動時間をどうやって使うか」

です。



片道2時間30分ですから、

行って帰って、

往復5時間もの時間を、

自分は移動時間に使っているのです。

一日24時間しかないのに、

そのうちの5時間を、ただ移動してるだけどは、

考えると、なんだかイヤになってしまいそうでした。

しかし、「家から通う」というのが、

親との約束でしたから、

ひとり暮らしもできず、

5時間かけて、通うしかありませんでした。



睡眠不足だったころは、

「電車のなかで寝る」というのは、

私にとっての「いのちづな」でした。

それはそれで、上手に時間を使えていたとおもいます。

寝る必要がなくなってからは、

「たくさん本を読もう」と決めました。

「本」と言っても、マンガや雑誌もはいります。

月曜日の朝は、売店でジャンプを買って

電車ですみからすみまで読みました。

サブカル系の雑誌を買って、

じっくりと読みました。

小説も読みました。

エンタメ作品が多かったです。

とりあえず、手もとには

かならず1冊以上の本を用意しました。

駅の売店でもよく本を買いましたし、

ブックオフや、古本屋も、

ヒマさえあれば飛び込みました。



朝の時間ですから、

できるだけ、

「今日がいい日になるイメージ」や、

「読んでいるだけでガッツがわいてくる」ような、

そういう本を多く選びました。

電車の移動時間に、

自分のテンションを高めておいて、

その勢いで、一日の活動をスタートさせるのです。

歴史小説や、

ジャンプ漫画は、

ひたむきに努力をしたり、

ときには挫折しながらも、

諦めずに自分の意志をつらぬく主人公がたくさんいて、

私にとっての自己啓発本でした。



移動時間に、本を読む習慣がつくと、

資料や課題の本を読むのも、

楽になりました。

移動時間ならたっぷりあるので、

いくらでも資料が読めることと、

本をたくさん読みはじめてから、気付いたのは、

文章を読むのは慣れていないと、けっこう疲れることです。

普段から、文を読む体力をつけておかないと、

いざというときに、読めないと困ります。

これは、学校を卒業後、

社会人になってからも、

とても役に立ちました。



なにをするにも

資料や本を読まないといいけませんから、

それがイヤじゃない、

面倒に感じないのは、

学生時代の習慣のおかげでした。

そして意外な効果は、

てきとうに読んでいたマンガや小説も、

社会にでると、それをきっかけに人と仲良くなれたり、

同じ本を昔読んだ人が

仲間意識を持ってくれることでした。



特に、古い小説は、

年上の人たちも読んでいますから、

先輩や上司へも、

話かけやすかったのです。

仕事の話題も大切ですが、

仕事ってチームですることですから、

それ以外の話題もスムーズで

あるに越したことはありません。



取引先や、お客様とも、

共通の話題が見つかることもありました。

お客様がわざわざ、

私の元へ来てくださり、

「あの本読んだわよ。面白かった」と

教えてくれたときは、

とても嬉しく思いました。

仕事ですからお客様は

大切なのはもちろんですが、

なんだかその部分だけ

人間として繋がっている気がしました。



人からおすすめの本を

教わることも多いので、

やはり移動時間は

本を読む時間になりました。

それも、「上司に押しつけられたから」

「取引先が言うから」と

イヤイヤ読むのではなく、

もともと

移動時間=読書時間

に、なっていたので、

なんのメンタルブロックもなく

読んでいました。



しかし中には、

「媚びてる」

「自分の意志がない」など、

心ないことを

言われることもありました。

私はただムダな移動時間に、

本を読んでいるだけなのに、

それが気に入らない人もいるようです。

そういう人たちとの関係は、

難しく感じました。



反対に

それをきっかけに、気に入られて

やりがいのある仕事も

任せてもらうこともありました。

資料読みもイヤじゃないので、

新しい仕事がはじまるのは

ワクワクします。



ただ、資料の内容によっては、

電車で広げて読めないものもあります。

こちらは、オフィス内か、

自宅など、

パブリップでない

場所を探して読みました。



いつも電車で読むことに

慣れているので、

それ以外の場所で

読書をするのが、

しばらくは難しかったです。



オフィスや自宅には、

集中を邪魔するものが

たくさんあります。

メールが届いたり、

「あれどうなってたっけ」と

タスクを思い出してしまうと、

そこで集中力が途切れてしまうのです。



ですから、

資料読みの前には、

タスクの整理や、

机の上や持ち物の

整理が必要です。

「ほかに考えることがなにもない」

状態にしておくと、

思う存分、

資料に集中できるからです。



思えば、

電車という空間は、

むりやりその状態を

作り出している場所です。

電車内でやれることなんて

多くはありませんから、

自分の行動を制限しやすいのです。



唯一、

じゃまな存在はスマホです。

メールが届く音や、

アプリの通知音など、

気になり始めると、

手に取らずにおれない

心理状態になってしまいます。

もちろんですが、

通知音はオフにして、

かばんに放りこんでおくのがベストでしょう。


しかし中には、

「媚びてる」

「自分の意志がない」など、

心ないことを

言われることもありました。

私はただムダな移動時間に、

本を読んでいるだけなのに、

それが気に入らない人もいるようです。

そういう人たちとの関係は、

難しく感じました。



反対に

それをきっかけに、気に入られて

やりがいのある仕事も

任せてもらうこともありました。

資料読みもイヤじゃないので、

新しい仕事がはじまるのは

ワクワクします。



ただ、資料の内容によっては、

電車で広げて読めないものもあります。

こちらは、オフィス内か、

自宅など、

パブリップでない

場所を探して読みました。



いつも電車で読むことに

慣れているので、

それ以外の場所で

読書をするのが、

しばらくは難しかったです。



オフィスや自宅には、

集中を邪魔するものが

たくさんあります。

メールが届いたり、

「あれどうなってたっけ」と

タスクを思い出してしまうと、

そこで集中力が途切れてしまうのです。



ですから、

資料読みの前には、

タスクの整理や、

机の上や持ち物の

整理が必要です。

「ほかに考えることがなにもない」

状態にしておくと、

思う存分、

資料に集中できるからです。



思えば、

電車という空間は、

むりやりその状態を

作り出している場所です。

電車内でやれることなんて

多くはありませんから、

自分の行動を制限しやすいのです。



唯一、

じゃまな存在はスマホです。

メールが届く音や、

アプリの通知音など、

気になり始めると、

手に取らずにおれない

心理状態になってしまいます。

もちろんですが、

通知音はオフにして、

かばんに放りこんでおくのがベストでしょう。



しかしながら、

新しい道具がやってくると、

それがなかった頃に

戻れないのが人情です。

スマホがやってきて、

いつでもネットに

つながるようになった。

SNSアプリを立ち上げれば、

いつでも誰かと

つながるようになった。

その素晴らしさや

便利さは、

強い力を持っています。

上手につきあいたいものですが、

ついついSNSのタイムラインを

眺めていると

「いつの間にか駅についてた」

なんて珍しくありません。



この環境で、

移動時間に本を読むのは

難しいでしょう。

ですから、

自分の考えをツールに合わせて

バージョンアップさせてゆく

必要があります。

本を読むことは、

体全体を使わないといけないのが、

ネックになっているんですから、

他のことをすれば良いのです。



移動時間はスマホを使って、

音楽をじっくり

楽しむのもひとつです。

現在のスマホと、

イヤホンも性能が

上がっていますから、

昔は問題になった

“シャカシャカ音”も

気にする必要はありません。

心ゆくまで音楽を楽しめます。



そして、

注目すべきは

YouTubeをはじめとする

動画サイトです。

動画ですが、

別に耳で音声のみを

視聴したって

誰も怒りません。

YouTubeにも現在では、

質の高い

オリジナルのコンテンツが

充実しています。

しかも、

世界中の人々が作った

動画にアクセスできるのです。

語学の勉強をしながら、

さらに別のなにかを

学ぶことができます。



遊びながら学べることは、もっとも効率のいい「勉強」です。



こんなことをしていては、

移動時間が

楽しみでならなくなってしまうでしょう。

同じ時間を

これまで通り

ユウウツで、

時間をムダに

すごすのも、

ひとつ。

遊びながら学び、

おもしろがって

すごすのも、

ひとつです。



もちろん、

アウトプットも

たいせつです。

しかしそもそも、

現在人の多くは、

インプットをする時間すらもなく

追い立てられている

のではないでしょうか。

けっきょくのところ、

細切れになっている時間しか、

私たちにはありません。

それを

意味のある時間

に、するには、

「集中力」が大切です。



イヤなことをするのは、

誰だって

面倒だし、

イヤだし、

後回しにしたい

ものです。

ですが私たちは、

好きなこと、

楽しいことを

しているときは、

誰だって集中しています。



まずは、

移動時間を

「好きなこと」にあて、

たとえ

数分であっても、

集中する遊びから、

はじめましょう。



さて、

さいしょの

遠距離恋愛のはなしに

戻ります。

私は、

新幹線のなかですごす時間は、

ぼんやりと

窓のそとを

眺めています。

ボーッとしているように

見えますが、

頭の中は

フル回転を

しています。

と言いますのも、

窓から見える、

新幹線の沿線の景色

から、

目が離せないからです。



学生時代に読みふけった

歴史小説。

物語の中の

侍たちは、

日本中をかけめぐっていました。

「ああ、このあたりが、あの物語の、あの場面の……!」



これまで読んだ

キャラクターたちの背景に、

どんどん奥行きが

加わってゆきます。

つみかさねた自分の経験は、

また若いころにはなかった

解をあたえます。



移動時間

ひまつぶしに

読みふけっていた物語が、

10数年越しに、

また移動時間の

彩りになってゆくのです。

知識や経験は、

なんどもなんども、

寄せては返す波のように、

どんどん

どんどん

心象の浜辺の

景色を

変えてゆきます。



ムダな時間を

ムダにしてしまうのも、

自分にとって

価値あるものに

するのも、

ありきたりですが

「自分しだい」です。